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修平の視察報告

岡山県の農産物のブランド化を行政調査

平成28年8月30日(火)

-環境農林水産常任委員会視察-

●岡山フードバレーセンター

これまで岡山県内の食料品製造業では、「ニーズに合う加工業者が見つからない」、「設備の年間稼働率が低い」などの課題を抱えていました。
そこで、平成28年に県内食料品製造業者に対する総合的な支援を行うことにより、食品産業における県内サプライチェーンを構築するため、「岡山フードバレーセンター」が設置されました。
同センターには、コーディネーター2名、事務員1名が配置され、原材料の調達や加工のマッチング、販路開拓やバイヤーとの商談会、大規模見本市への出店など様々な手法で支援が行われています。
こうした取り組みにより、平成28年7月末までに139件の訪問・相談があり、32件の斡旋紹介のうち4件が斡旋成立しています。

●岡山県農林水産総合センター

岡山県は中四国一の農業県でもあり、生産される農産物は長年の先進技術の開発により、高い品質が評価されてきました。しかしながら、ブランドの確立は一部の品目に留まり、「儲かる産業」へのさらなる育成や供給力の強化などが喫緊の課題となっています。
そのような中、同県では「攻めの農林水産業育成プログラム」が策定され、新品種の育成や高付加価値化によるブランド強化、省エネ・低コスト化による生産性の向上、気象変動にも対応しうる環境負荷低減対策などに取り組んでいます。

そうした取り組みの拠点でもある岡山県農林水産総合センター内の農業研究所では、様々な試験・研究が行われており、これまでに同研究所では、もも「おかやま夢白桃」やぶどう「オーロラブラック」などの有名な品種が生み出されています。
そして現在も、業務用米としてニーズが高いブランド米「朝日」の生産性向上をめざした品種改良や、「ももの香り」がするイチゴ新品種の育成、個人消費のスタイルに合わせた「1人食べ切りサイズ」のぶどう果房の製品化など、消費者ニーズを先取りするような新ブランドの開発に積極的に取り組んでいます。

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▲岡山県農林水産総合センターの広大な敷地

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▲6次産業化された製品

▲シャインマスカット農園にて

▲シャインマスカット農園にて

▲「1人食べ切りサイズ」のぶどう果房

▲「1人食べ切りサイズ」のぶどう果房