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修平の独り言

「避難勧告」と「避難指示」

平成30年7月12日(木)

西日本豪雨災害、一日も早い安否不明者の発見と被災地の復旧をお祈りいたします。

さて、先般の大雨時に、地元の河内長野市では市内全域に「避難勧告」が発令されたが、「10万人以上がどこに避難するの?」とのご意見が相次いだ。
現在、河内長野市内には「土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)」と「土砂災害警戒区域(イエローゾーン)」が合わせて3千箇所以上も指定されており、その区域ごとの細かな地域に発令すると、逆に混乱する可能性がある、との苦渋の判断があったようだ。
「勧告」よりも強い「指示」の場合は、より詳細な地域に発令する予定だったとの事。

そういう意味では、危機管理における判断の難しさが表面化したのではないだろうか?市民に戸惑いがあったことを踏まえて、今後の対策が必要だ。
そもそも、避難基準となる「避難準備・高齢者避難開始」「避難勧告」「避難指示(緊急)」の区別を市民はあまりご存じないというのも事実で、まずはその理解を深めることが重要だ。
というよりも、こんな言い方ではなく、「必ず避難」とか「絶対避難」、「レッド」と「イエロー」とか住民の誰もが理解しやすい言葉に変えるべきではないだろうか?

それは防災におけるほぼすべての基準を作る国の仕事だが、、、