TOP > 修平の独り言 > 楠木正成・正行父子の絵馬が135年ぶりに復元

修平の独り言

楠木正成・正行父子の絵馬が135年ぶりに復元

平成30年11月26日(月)

南北朝時代の河内国の武将、楠木正成公ゆかりの地でもある、わがまち河内長野市の加賀田神社に奉納されていた絵馬が135年ぶりに復元された。
絵馬は正成と正行(まさつら)親子の「桜井の別れ」を描いたもので、明治15年(西暦1882年)に本殿大修理を記念して同神社に奉納されたもの。
復元にはクラウドファンディングにより、全国から目標額の300万円以上が集まった。

絵馬の色彩は実に鮮やかで、牛の皮を使用した膠(にかわ)と顔料を混ぜた絵の具が使われるなど、古来の画法が用いられている。
また、復元作業に取り組まれた天野山文化遺産研究所代表理事の山内章氏いわく、正成と正行の鎧のみ純金が施されていたことまで再現するなど、尊崇の念も込められている。
絵馬は12月2日まで同神社で展示され、4日には正成が祀られている兵庫県神戸市の湊川神社に奉納される。

▲写真右が復元された絵馬で、左が復元前の絵馬

▲写真右が復元された絵馬で、左が復元前の絵馬

▲加賀田神社

▲加賀田神社

▲絵馬と同じ色彩が施されている本殿

▲絵馬と同じ色彩が施されている本殿