修平の独り言
民間救急搬送の現場 ~NPO法人『PAS』を訪問して~
令和4年2月23日(水)
昨日、民間救急搬送サービスを提供する『PAS(PUBLIC ・AMBULANCE・SUPPORT の略)』さんを訪問させていただいた。最近、メディアでも取り上げられている地元の河内長野に拠点を置かれている特定非営利活動法人(NPO法人)だ。
同法人は当初、高齢者のお買い物支援などを想定されていたが、コロナ禍の到来により、医療機関から自宅へ、あるいは高齢者施設から自宅や医療機関などへの救急搬送が主な活動となっている。
現在、医療機関でのPCR検査により「陽性」判定となれば、保健所に連絡が入り、公共交通機関の利用を控えるよう通達されるが、車を所持していない方は徒歩以外に帰宅できる方法がない。そんな時に出動を要請されるケースが多いとのこと。
また、寄贈を受けた救急車両には、ストレッチャーはもちろん車椅子に乗ったままで乗車できるなど、消防本部の救急車と比べても遜色のない充実した機材が装備されている。
なお、主な活動原資は企業などからの寄付によるもので、ご賛同いただける皆様は何卒よろしくお願い申し上げます。
今後は運送業許可つまり「緑ナンバー」の取得をめざしておられ、活動範囲が広がることに期待されている。
“行政の手が届かないところ”での活動も多く、公的な支援のあり方についても、しっかりとサポートしていきたい。