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修平の独り言

みんなの学校 全国大会

令和4年7月24日(日)

本日、「第5回 みんなの学校 全国大会」に参加させていただいた。やっぱり現場の声を聞かないとダメ!というのが第一印象だ。
頑張れる子ども、頑張れない子ども、頑張れても、温度も濃度もみんなそれぞれ。頑張るスピードに合わせようとしてくれる教師が本当にたくさんいることに感動した。

「校則を破った子どもに停学などの罰を与えるのは簡単。その子がなぜ破ったか?まずそこに寄り添う気持ちが無ければ、その子どもは心を開かない。」
グループトークさせていただいた教師の言葉が胸に刺さった。

私が敢えて、「個性は元からそれぞれ持ち合わせています。ある程度、個性を抑圧した方が、その殻を破ろうとして、その個性が爆発する。という考えもあります。どう思いますか?もし、個性だからと言って何でも許そうとすれば、例えば、お葬式にピンクの服を着てきて、これが個性だ。と言われれば、どうしますか?」と尋ねてみた。
すると、その教師は「ピンクの服を着た理由が必ずあります。まず、その理由を聞くことから始めます。」と、、正直、まさかの答えだった。

別の若い教師が悩みを打ち明けてくれた。
「『校則を破る生徒を抑えれないのは指導力不足だから。社会はルールに厳しい。その社会を生き抜くためにも、ルールを守ることを指導しないと。』と先輩教師からいつも厳しく指摘されるんです。もちろんその通りなんですが、、僕はその生徒がなぜ校則を破るのか?何か理由があって、何らかのサインだと思うんですね。だから、停学とかの処分の前に、ゆっくり話を聞いてあげることが大切だと思うんです。でも、先輩教師からは指導力がないだけ、と言われる。」
教師の皆さんも戦っているのだ。

グループトークしていた他のベテラン教師がその若い教師に「実績を作るしかなんだよね。それで証明していくしかない。頑張ろう!」
と励ましておられたことが大変心に残る。
そんな教師の皆さんを私自身は「頑張ってくださいね!」お声を掛けることしかできなっかたが、、そんな現場の理解者を増やすことが大切なんだと思う。

わが国は少子化の真っただ中だ。その大切な子どもを育むのは教師であり、教育に携わる大人でもある。その大人たちを見守り、大切にする社会でないと、本当にわが国は滅びてしまう。そんなことまで考えてしまう一日だった。
政治は教育に介入できる範囲は限られているが、もっともっと「現場」の理解を深めていきたい。

▲「みんなの学校 全国大会」終了後の記念撮影

▲「みんなの学校 全国大会」の様子