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修平の独り言

寺ヶ池・寺ヶ池水路「世界かんがい施設遺産」

令和4年7月3日(日)

本日は寺ヶ池・寺ヶ池水路が「世界かんがい施設遺産」に登録されたことを記念した講演会へ。

河内長野市民なら誰しもがご存じの寺ヶ池。今から400年近く前に上原村(当時)の庄屋だった中村与次兵衛(なかむら よじべえ)氏が中心となり、荒れ地の新田開発のために築造された大事業でもあった。
完成までに16年、延べ4万人を動員し、水圧を抑えるために池の中央部を膨らませたり、測量技術が乏しかったため、夜に提灯を立てて、それを遠くから眺めて高さを測るなど、当時の土木技術が如何なく発揮されたそうだ。

与次兵衛氏は隠居後、現在の古野町にある極楽寺に入り、“裕和(ゆうわ)”と号し、1670年に没されている。
今でも輿次兵衛氏の功績を称え、中村家と寺ヶ池水利組合や極楽寺によって、命日の8月5日に法要“ゆあんさん”が執り行われている。

今後、河内長野が誇る「世界遺産」を内外にアピールするとともに、様々な活用方策を考えていきたい。

▲精密に製作された寺ヶ池水路の模型

▲講演会でスピーチする様子

▲「世界かんがい施設遺産」の登録証

▲PRのぼり